まちあるき レポート

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第1回 新庄城下歴史探険まちあるき

2022.7.2

7月2日土曜日に、新庄市で歴史探険まちあるきを開催しました。当日はとても暑い中、県内各地から約70名の参加者が最上公園に集まりました。講師は山形市内の「城下町やまがた探検隊」副隊長として活躍されている熊坂俊秀氏が、参加者を案内していきます。
ここは神明神社で新庄城の鬼門(北東の方向)を鎮護するため配置された神社です。講師の熊坂氏による「新庄節」が披露され、新庄市在住の参加者も「聞いたことがなかった!」と感激し、参加者達は手拍子で盛り上がりました。神社の前には「最上納豆」の工場があり、「こういった場所で地元の米で餅つきして納豆餅をふるまうイベントを開催すれば、ここを身近に感じて市民自ら整備しはじめ、神社や万場町に活気が戻ってくるのではないか。」と熊坂氏よりアドバイスがありました。
ここで、最上のくらし舎代表の吉野優美さんから、東京から移住してのくらしを立ち上げるまでのストーリーや、のくらしと命名した由来などを教えていただきました。万場町を活気ある町にしたいと今年から毎月第二土曜日に「よろず市」を開催するということで、新たな取組みにチャレンジし続ける吉野さんの活躍が楽しみです。ここで長年景観やまちあるきに携わってきた熊坂氏より万場町通りを良くするアドバイスとして、「歩道の色を変えると道路を通行する車が速度を落とすようになり、街並みに視線を向けさせることが出来る。」とのことでした。
こちらは、旧楯岡銀行跡地です。大正3年に陸羽西線、6年に陸羽東線が開通したことで、新庄は最上地域の中心都市となりました。物資流通・人の交流の拠点となり企業が興り商店街も繁盛し、金融機関が設けられた時代の建物です。その後楯岡銀行は両羽銀行(現山形銀行の前身)に買収され、その後質屋となったそうで、現在は使用されていない状況です。歴史があり当時珍しい石造りの丈夫な建物なので、このまま放置してはもったいない、活用する動きを期待したいと熊坂氏は語ります。

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